スターリングシルバー、アクセサリー制作販売のニズム!




@スターリングシルバー(シルバー925)を純銀と呼ぶんだ!!

私たちニズムターコイスの愛してやまないシルバーアクセサリー、様々な表情をデザインによって豊かに変化させ、いつの間にか私達の体の一部となってしまう(愛しの?!)アクセサリーあの感じがたまらないよね。 そうこのホームページをご覧になっているあなただって多分その様な思いを抱いているのではなかろうかと思いつつ少し銀の話をしようと思います。 普通私たちがジュエリー(シルバーアクセサリー)などに使用している銀は銅との合金なのです、
その銀と銅の割合で呼び方が違ってくるんだ、まず銀の純度は1000を混じりけなしの純銀とすることになっている、(細かく言えば99.99以上であれば純銀です)。簡単に整理してみれば

@:サラ:全てが銀である(1000)
@:スターリングシルバー:他の金属(銅に限る)を7.5%含む[シルバー925]
@:ブリタニア:958‰品位銀合金です。品位が近いので、950とよく間違われます。金でいう23金の品位に相当します。

となります。サラは紛れもなくほかの金属が混じらない純銀。ブリタニアも昔は日本で良く使われていたのですが、今はほとんどのジュエリーがスターリング「英国貨幣のという意味ですよ」シルバー(シルバー925) で製作されているようだ。もちろん純度が高いほうが柔らかいので、アクセサリーが傷などもつきやすいので注意して扱う必要がある。

銀の値段もだいぶ高くなった

金の値段も一時期に比べればだいぶ上がってきているけど、銀もかなり高くなってきてちょっと趣味で彫金をする素人の人も銀かすなども大事に扱うようになってきたよね。
でもシルバーは金に比べてそうたかいものではないので銀製品を選ぶときなど(特にジュエリー(アクセサリー)など)重量によって高価そうであると思ったりするのはちょっと情けない話なのでジュエリーなどの値段はその手作り度などで判断するようにします。

いぶし銀か光沢か

よくシルバーのアクセサリーは買った時の光沢がなくなりすぐに黄ばんだり黒ずんだりするののがねー、という理由で銀の評価を下げてしまう人がいます。
確かになシルバーアクセサリーはほっておくとだんだん黄ばんだり黒ずんだり(この硫化反応をいぶしと呼んだりします)してしまいます、しかしその銀の特性を生かしたデザインというのもあります、今はやりのインディアンジュエリーなどもいぶし仕上げのほうが断然センスが良くなってきます、ニズムターコイスの製品はほとんどがいぶし仕上げです
では銀のスプーンやフォークなど(食器などはシルバー925ではなく900を使うことが多い)はどうでしょう、当然ながら硫化していぶってしまった食器で食事をする気にもならないし美しいとも多分思わないのが普通です。
つまり同じ銀製品(アクセサリーもですよ)でもいぶってその美しさが現れてくるものとぴかぴかに磨いてあって美しいとかんじるものがあるだよね、

銀の[硫化,塩化]について

銀は金やプラチナと違って、原始的には安定しておらず、空気中の硫化ガスと科学反応を起こしやすい物質なんだ、硫化すると表面に硫化銀の皮膜を作りどんどん変色してゆく、皮膜の厚さ(硫化度?!)によって、茶色から濃い茶色、最後には黒くなってしまいます。
※温泉などに行くとあっという間に変色ししまうのも同じ原理だよ。シルバーアクセサリーをつけて温泉はいけません!
ちなみに、塩素と化学反応を起こすことを”塩化反応”といい、やはり”硫化”と同様銀の表面は変色してしまう。
※よく”銀が酸化して黒くなちゃったよ〜”。などという人がいるが(ニズムでもかつてはそのように呼んでいたが)やはりこのページに目を通した後は正しく”硫化、塩化”といいましょう。

銀の[硫化,塩化]は空気にふれると起きるの?

空気に触れると、というか

硫化、塩化を起こす物質に触れると起こるんだ。先ほど述べた温泉などを初めとして、家庭のお風呂で使う入浴剤だって硫酸ナトリウムなどが含まれていれば変色してゆくんだ。
家庭の中で硫化反応を起こしやすい物質としては。

パーマ液
成分に硫黄化合物やアンモニアが含まれており、銀に付くと硫化反応を おこし黒く変色します。
化粧品
含まれている界面活性剤に硫黄分があり、変色の原因になります。 化粧品には、水分と油分が同時に含まれていますが、この水分と油分を分離させず乳化させることが必要なため、 界面活性剤が含まれています。
ヘアーシャンプー
台所洗剤の主成分として界面活性剤が含まれていますので、 これも銀の変色の原因になります。
ゴム製品 輪ゴム等のゴム製品(合成ゴムも含む)
は、ゴムの伸縮性を良くするために添加されている硫黄化合物と空気中の水分が反応して、 硫化ガスに変わり銀を変色します。
ゴム系接着剤 ケース、宝石箱
の中にはゴム系の接着剤を使用しているものもあり、ゴム系接着剤から硫化ガスが常時発生し銀が変色します。
■塩化反応による変色
■ 銀は塩素と化学反応(塩化反応)し、表面に塩化銀の皮膜を作り茶色に変色します。 塩化銀皮膜は茶色の変色から次第に黒い変色へ変化していきます。 塩化銀皮膜は硬く安定した物質でシルバークリーナーでは取れません。 研磨剤で磨くかシルバークロス(研磨布)で塩化銀皮膜をとるしかありません。
■ シルバークリーナーを使ってかえって変色を起こしてしまう事もあります。 これは、一部の銀変色防止剤には塩素系有機溶剤が使われているものがあり、 銀と反応して塩化銀の被膜を作り、かえって黒くなってしまう場合があります。 黒くなったので、液体シルバークリーナーに浸けると液から銀のアクセサリーを引き上げるときに、 液の表面に漂っている塩素と銀が反応してしまうためです。銀変色防止剤を選択する場合は十分注意が必要です。
■ 家庭用の漂白剤にも注意が必要です。家庭用の漂白剤のほとんどは塩素系で、やはり、 塩素が銀と反応して塩化銀の硬い被膜をつくり、紫外線にあたると被膜が黒く変化します。 この被膜は、シルバークリーナーなどでは簡単に落とすことが出来ないので注意が必要です。

火むらもこまりものだ

硫化して黒くなる以外にも、アクセサリーに加工した場合ちょっと厄介な銀の美しさを損なわせてしまうものがある、
[火むら]と呼ばれるもので、これは製作過程で生じてしまうものだ、スターリングシルバーを含めシルバーは他の金属より加工しやすいがロウ付けなどのさいに強い火をかけすぎたりすると表面にしみのようなものが出来てしまうんだ、これは銅が銀と分離して酸化物として表面に浮いてくるというわけで、取り除くものすごく時間がかかることもあるし、当然ないにこしたことはない、購入するときよくチェックすること。

茶色く、黒く硫化させないためには

先にも述べたが、銀が黒くいぶってしまうのは、空気に触れるというより空気中に含まれる硫化水素と化合して硫化をはじめてしまうのです、
ではどうすれば硫化を防げるのか、まずたまにしか使わない銀製品に関してはなるべく空気に触れないようにすることが大事なことなので、ある人はサランラップで包むと安心するといい、食品用の真空機でビタット空気を遮断するという人もいます、いろいろあるのですが、私どもはチャック付きのビニール袋に入れておくようにしています、効果のほどは入れないよりか入れたほうが、ぐらいのものですが。
いつもアクセサリー身につけている人は2日に1度ぐらいは柔らかい布などで拭いてあげます。
もうひとつの方法はロジウムメッキをすることです、あまり現実的ではないのですが、硫化しません、実際銀製品でロジウムメッキをして販売されていることはよくあります、(自分でそこまでやる必要はあまりないか!)

硫化してしまったらどうしよう
傷がついてしまったらどうしよう
※→ [シルバーのお手入れ] のページへ!

■スターリングシルバーの表面仕上げはこんな感じ■

光沢仕上げ

アクセサリーの表面を細かい研磨剤で滑らかに磨き上げた仕上げです、大体の銀製品は(食器なども含めて)このように仕上げられています。この指輪では中央にニズムのタガネをあしらってその部分だけいぶしてあります。
銀の一番美しい仕上げかもしれませんが、傷が目立ちやすいのが欠点、勿論シルバーアクセサリーにおいて表面の傷は成熟の証なので気にすることはまったっくありません。

白仕上げ

表面を白く仕上げます、方法は熱した薄硫酸を使うのですが、あまり一般的ではありません、
見た目はきれいで人気もあるのですが、銀には違いないのでいつかは黒くいぶってきてしまいます。
その都度白仕上げをやり直す必要があります。

いぶし仕上げ

上の白仕上げと同じ指輪をわざと酸化させていぶし仕上げにしたもの
最近流行りのインディアンジュエリーなどはいぶすかそうでないかによってずいぶん感じが違ってくる、このタイプが表面を布で拭くぐらいで良い状態が保たれることでで手入れが一番楽。

梨地仕上げ

金剛砂など硬い砂を吹き付けて表面を荒らします。写真の指輪ではふちが光沢になっているのでその違いがわかると思います。荒らしたい部分以外にてマスキングをして水といっしょに砂をジョウゴなどでたたきつけるのです。傷が細かいので年月が経つとすれてきて光沢のようになることもあります。。

シルバーに関することを少し書いてみました。金やプラチナに比べ手入れに多少手のかかるシルバーですが、その分長年の間に愛着も大きくなってくるような気がします。
あっ!そうだ少し大切なことを忘れてた、シルバージュエリーがあっという間に真っ黒になってしまうのは、温泉です、温泉に行くときは必ずシルバーアクセサリーははずしていったほうがいいと思います。もちろん入浴剤の温泉の素にも(ムトウハップなど)そのような効果を持つものがありますのでご注意を!

このほかにも何か質問がありましたら遠慮なくメールをください、では最後まで読んでくれてありがとう。ニズムターコイス 坂井